工法と構造について
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住宅の工法は、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造とに大分されます。木造のなかでは在来工法(木造軸組工法)、ツーバイフォー工法(2×4工法)、工業化住宅(プレハブ工法)のタイプがあり、鉄筋コンクリート造のなかでは壁式工法、ラーメン構造(柱梁工法)、工業化住宅(コンクリートパネル工法)のタイプがあり、鉄骨造のなかではラーメン構造(重量鉄骨)、鉄骨軸組工法、軽量鉄骨造、工業化住宅(鉄骨ユニット工法)のタイプがそれぞれあります。
無添加住宅では鉄筋コンクリート壁式工法と木造軸組在来工法とを標準採用しております。
鉄筋コンクリート造壁式工法
 木造や鉄骨造に比べて、耐震性・耐火性・耐久性・気密性・遮音性が非常に高く、現場でコンクリートを打設し、柱が無く、壁と壁梁と床で建物を持たせてた一体構造です。
鉄筋とコンクリートの強度のいいとこどり
 鉄筋コンクリート造は鉄筋とコンクリートからなり、両者の組み合わせはとてもいいのです。コンクリートは圧縮力に強く、鉄は反対に引張力に強いという性質があり、このため、ふたつを組み合わせると圧縮にも伸張にも強く、地震に強い住宅をつくることができます。
鉄筋とコンクリートの相性はいい
 また温度変化による線膨張係数や収縮率が、2つ素材はほぼ同じで、これが違いすぎるとひび割れや変形の原因になり、建物の寿命を縮めてしまいますが、その心配がありません。
鉄筋とコンクリートの弱点を助け合い
 さらに酸化しやすい鉄をアルカリ性のコンクリートが覆い包むことで錆びにくくし、鉄は火災などで高温になると短時間で強度が低下しますが、コンクリートが熱から守ることで火災にも強くなります。
健康住宅の理想はコンクリート住宅
「無添加住宅」は、石の屋根、漆喰の壁、無垢材の床が基本になつていますが、アルミサッシも使います。なぜアルミサッシなのかという声が聞こえてきそうです。しかし、物質的に見れば、天然の殺菌・殺虫成分を含むヒノキよりもアルミの方が、人にとってはより安全です。アルミは、体内に取り込まないかぎり、無害な鉱物から取り出された物質で作られています。
 もうひとつ、安全で長持ちする素材に、コンクリートがあります。コンクリートは、カルシウムと珪素酸化物(石英)、アルミニウムでできていて、成分に関して体に悪いものはまったく含まれていません。
化学物質過敏症の方はコンクリート住宅で
とても不思議に思われると思いますが、今まで無添加住宅で建てた化学物質過敏症の方は無垢材でできた木造よりも鉄筋コンクリート造の家の方が、安心して暮らしておられます。室内に面している仕上げ材は木造とあまり変わりませんが、構造材などの見えない部分に使用している材料には杉や桧などの木材を使用しています。それら木材からはαピネンやリモネンといった化学物質過敏症の方にも反応する物質が含まれているためだからです。
無機質と有機質とのちがい
元々、無機というのは、「生物の力を借りずに,鉱物等から作り出せるもの」という意味でした。それで、両者の違いを科学的に調べたところ、有機化合物はすべて炭素(C)の原子をもつ化合物であることがわかったので、炭素化合物のことを「有機化合物」と呼ぶようになりました。
しかし、なかには二酸化炭素のような炭素化合物はでも「無機」の分類になる例外もあります。
また有機質は基本的に生きているものですので、外敵から身を守るために自ら物質を発することがあります。健康住宅のイメージで一番良く連想するのが、木ですが、木も有機質であるため、樹種によって大小はありますが、自ら物質を絶えず発しています。
無機質のものとして鉄、アルミ、コンクリート、しっくい、ガラス、石、ステンレス、石膏などがあります。
コンクリート造が悪いのは結露によるカビが原因
コンクリートのマンションが健康に悪いといわれるのは、コンクリート自体が原因ではありません。
コンクリートの壁内は、プラスターボードで覆われ、ビニールクロスが張り巡らされているため、まるでラップに包まれたような状態。そのため、内側の水分が外に抜けなくなり、壁内や床下に結露が生じて黒かびの胞子から出る毒素が、フローリングの隙間からゆっくりと室内に飛び出しているのではないかと考えられます。
調湿性 無添加住宅では、外部は樹脂塗装や防水を行わず、柿渋での撥水(水の分子は浸透する)のみですので、コンクリート自身の水分は外部にも発散するため、内部に結露が起こりにくい呼吸のできる構造となっています。仕上げのしっくいは湿度を適度に調整する働きがあり、またカビを生えさせないという効果もあります。
鉄筋コンクリート造の構造
遮音性 音は単位面積当たりの比重が大きい材料ほど透過しにくいという性質があり、木造や鉄骨造に比べて抜群の比重を示す鉄筋コンクリート造は、それだけで遮音性に優れた素材といえます。
気密性 建物の断熱性は、建物全体が一体の構造体であり、隙間があまり出ません。コンクリートの壁・床、断熱材としての炭化コルク、サッシの断熱ペアガラス、屋根クールーフシステムが夏は室外の熱を遮断し、冬は室内の熱を逃さないようにすることで、高い断熱性と省エネのコストパフォーマンスを発揮します。
保温性 鉄筋コンクリートは熱容量が大きい。これは、熱をため込む容量が大きいということです。鉄は熱しやすいし冷めやすい。しかし、石は熱しにくく冷めにくい。コンクリートも同様に熱しにくく冷めにくい。

コンクリートは熱容量が大きい為、なかなか温まらない。つまり室温よりコンクリート壁の方が温度が低いので熱は壁に吸収されます。
外気温が下がる夜の間にコンクリートが冷えるので日中、外気温が上がってもコンクリートがなかなか温まらず室温よりコンクリート壁が低い温度を保てば涼しい家になります。


太陽高度が低くなり、家の中に日射が差し込みます。この太陽エネルギーや室内で発生した熱はコンクリートの壁や床に蓄熱されます。日射のない夜などはこの蓄熱された熱は、室内に放熱し、暖かくします。
耐久性 国内の住宅の平均寿命で木造は26年、鉄筋コンクリート造は60年とされていますが、管理状態が良ければ設計想定以上の耐久年数をもちます。耐圧板厚は300mmと公庫基準をはるかに上回る仕様で部分的に下がる不等沈下には強い。また換気口や床下の防湿処理が不必要です。
耐火性
800℃で2時間以上

木造は260℃で引火して燃え出し、鉄骨造は450℃で構造体が2分の1程度に低下します。

鉄筋コンクリート造は800℃の状態で2時間以上耐えることができ、さらにしっくいは不燃材料で室内が火災にあっても有害物質を出すことはありません。また、火災保険料も安く設定されております。

コンクリートの耐火性
耐震性 1000gal以上
阪神淡路大震災をはじめ、新潟地震、海外ではスマトラ島沖地震での津波の被害などがあとを絶ちません。これらの大規模な災害から生命を守るため、又は災害が起こってからの補修費用がかからないためにもワンランク上の構造をお勧めいたします。
建築基準法レベルの1.5倍(住宅性能表示、耐震等級3相当)以上で設計した建物以上でしかも、阪神淡路大震災で記録された地動加速度818gal(震度7の超激震に相当)を上回る1000gal以上の地震力にも耐えうることができます。